梅雨明け後、猛暑が続くと思いきや、「戻り梅雨」でゲリラ的に大雨が降っている今年の初夏です。
日々、気温は上下しますが、我が家は全館空調で室温・湿度は安定していました。
全館空調は24時間稼働しているので、排気グリル・排気フィルターの手入れは定期的にする必要があるのですが、お手入れランプが点かないと、ほったらかしになってしまいます。
ほったらかしにしてしまうとどうなるのか、我が家の例をご覧ください。
ヒューと異音が聞こえる…
5月6月は全館空調なしでも、窓を開ければ快適な温度と湿度の空気が入ってきます。
窓を開けるなら、全館空調はOFFにしてもいいかと、電源を切ったところ、部屋の中は静かになります。
全館空調は各部屋から空調が出ているので、小さいとは言え、送風音がしているためです。
夜になると、室内干しをするので、再び全館空調をONにしたところ、なにやら「ヒュー」と異音がしていることに気がつきました。
その場所は、排気グリルです。
隙間風が吹いているような音で、小さいです。
普段、全館空調をつけっぱなしにしていたらわからないくらいでした。
そんな排気グリルを見て、
排気グリルの掃除をしていない!
と、気づいたのでした。
メンテナンスマニュアル
一条工務店から頂いた、『メンテナンスマニュアル』の中にメンテナンス方法が書いてあります。
「換気設備」内にある「排気口の清掃手順」のひとつです。
毎月と3ヶ月に一度の清掃ができずに、排気グリルは6ヶ月も放置されていたのでした。
詳細なメンテナンスについては、こちらを参考にしてください↓
お手入れ
我が家は、2階の廊下に2か所、排気グリルが設置されています。
取り外して確認をしました。
排気グリル
清掃後・4ヶ月後と比較すると異音のした6ヶ月後のグリルは、明らかに黒いです。
4ヵ月後のグリルは新築時であったこともあり、汚れ方はそれほどひどくなかったのですが、こども2人が家中動き回っている現在では、埃も溜まりやすくなっているのだと思います。
我が家はオープンステアがあるので、焼肉などすると、湯気などがそのまま排気グリルのほうに流れて、より汚れやすかった可能性もあります。
排気フィルター
排気グリルの裏についている「排気フィルター」も確認すると、こちらも黒い。
ここまで汚れてしまうと、水洗いするよりも新品のフィルターに交換してしまったほうが良さそうでした。
メンテナンスマニュアルには半年に一回の交換が目安となっているので、今回は迷わず交換しました。
排気グリル清掃
まずは掃除機で吸ってみると…
すごい量のゴミや埃が溜まっていたことがわかりました。
厚みにして1~2mmでしょうか。
空気が通る部分がなく、ヒューヒューと狭い隙間を通って空気が排気されていたことが想像できます。
これでは、全館空調で各部屋に空気は送り込まれますが、排気される部分がないので温度・湿度調整が十分に機能しなくなってしまう恐れがあります。
結果、掃除をサボってしまうと全館空調が上手に働かないことになってしまうことがわかりました。
反省です。
綺麗に水洗いして元に戻しました。
まとめ
全館空調のフィルターの手入れをサボってしまうと、排気グリル・排気フィルターが詰まってしまい、室内の空気が排気されず、「ヒュー」と異音を出して運転することがわかりました。
そうなると、室内の温度・湿度コントロールが上手くできなくなるので、全館空調の能力が十分発揮できなくなる恐れがあります。
定期的な手入れが大切であることが実感できました。
全館空調の操作パネルにはお手入れサインのランプが点くはずなんですが、まだ点かなかったのかよくわかりませんが、定期的な手入れをするためにも、スマホのリマインダーなどで通知されるように設定することが必要だと思います。
普段生活していると、排気フィルターのことはすっかり忘れてしまうので、「ヒュー」という異音で気付かされるのではなく、計画的にメンテナンスする習慣をリマインダーなどで強制的に知らせることを心掛けることが良いと思います。