オープンステア(リビング階段)を採用するかどうか判断するため、前回に引き続いて、その2の内容は、
その1で配置が決まったオープンステア(リビング階段)の間取りとボックス階段を採用した間取りを比較した結果、オープンステア(リビング階段)を採用した方が、メリットが多いのではないかとわかってきました。
それは、
オープンステア(リビング階段)はコンパクトハウスにぴったり
ということでした。
ボックス階段の特徴
特徴もなにも、階段なので2階へ上がるために必要なものですが、ボックス階段を採用することによって、階段下収納が増えることが特徴です。
もし階段から滑り落ちてしまっても、踊り場があるので安心感があると、聞いたことがあります。
オープンステア(リビング階段)vs ボックス階段
間取り比較
3つのポイントで比較しました。
①2階への間取りへの影響
②水回りの動線
③コンパクトハウスに向いているのは
①2階への間取りへの影響
こちらが、オープンステア(リビング階段)とボックス階段を採用した間取りの図面の模式図になります↓
その1で図示した間取りより具体的な配置を図示しました。
階段の位置はそれぞれ
・オープンステア(リビング階段)… リビングのある南側
・ボックス階段 … 西側
に配置されています。
どちらを採用するかで、2階への間取りはまったく異なるものになることが分かります。
②水回りの動線
紫色の水周り(トイレ・洗面所・お風呂・キッチン)の動線を比較すると、オープンステア(リビング階段)の方が動きやすそうに見えます。
ボックス階段の場合は、玄関から洗面所へのアプローチは遠くなっています。
加えて、和室を物干しスペースに使いたいので、少しですが、洗面所から遠くなっていました。
・オープンステア(リビング階段)… 水回り動線が短い
・ボックス階段 … 水回り動線が長い
③コンパクトハウスに向いているのは
お気づきになられた方がいらっしゃるかもしれませんが、2つの図面を見比べると、間取りの大きさがボックス階段の方が、1マス分大きくなっています。
1マス分くらいなら増えてもいいかと考えていたのですが、よく見ると、ボックス階段を設置するために、リビングの一部と洗面所の大きさが小さくなっていたのです。
こちらが1マス分の大きくなった内訳になります↓
我が家を建てる際に、家の大きさは省スペースで最低限の大きさにするというコンパクトハウスを目指していました。
総面積を変化させず、ボックス階段を設置する場合は、間取りを削る必要があったようです。
そのため、リビングの4マスと洗面所の1マスを削り、さらにプラス1マスすることで、ボックス階段と廊下を設置することになります。
ボックス階段を4マスとしていますが、1マスは階段下の収納スペースになります。
そう考えると、1マスの収納スペースを増やすために、リビングと洗面所スペースを削ったと思ってしまいます。
予算があれば、削らずにそのまま大きくしてしまえばいいのですが…
まとめ
我が家でオープンステア(リビング階段)を検討した結果、採用することに決めました。
ボックス階段と比較した場合となるんですが、オープンステア(リビング階段)を採用することによるメリットが大きいと思われました。
採用できる場所が限られますが、階段スペースをリビング・ダイニングに入れ込むことができます。
もちろん、その分リビング・ダイニングが狭く感じるかもしれません。
オープンステア(リビング階段)のデメリットがブログやyoutubeで散見されてたのですが、間取りの省スペース化は、気が付きにくいメリットだと思います。
コンパクトハウスを目指すなら、
オープンステア(リビング階段)はコンパクトハウスにぴったり
です。
それでも、オープンステア(リビング階段)のデメリットが気になり、ボックス階段を検討するのであれば、リビングスペース等を削らずに、和室を採用しないことも手段の一つになるかもしれません。
今回はオープンステア(リビング階段)の採用について設計士さんとのやり取りの一部を紹介しました。
長々となりましたが、間取りの検討は、ほんと時間がかかります…