冬至と春分の中間に当たる、立春(2月3日)が過ぎました。
日照時間が長くなるとともに気温も徐々に上がり、春の気配を感じている今日この頃です。
今回は、雪が積もるほどの寒かった2020年末年始の12月・1月の太陽光パネルの発電量と売電量を確認したいと思います。
一年で最も発電が期待できない時期で、しかも、電気代がピークになる時期でもあります。
コロナの影響もあり、電力が逼迫にしているとニュースになっているくらいなので、少しでも売電で光熱費の足しにしたいものです。
一条工務店の太陽光パネルの実力を測れる良い機会でもあります。
家を建てる前に一条工務店でシミュレーションした数値と実際の発電量を比較して、シミュレーションの検証もします。
我が家の太陽光発電パネル
我が家に設置された太陽光パネルはこちらです↓
太陽光のシミュレーションについては、こちらからどうぞ↓
これまでの太陽光システムのパワーコンディショナーと違い、蓄電池対応の新しいものになっているので、以前のものに比べて性能差があるかもしれません。
測定環境
節電は心がけていますが、特に変わったことをせず日常生活を過ごしています。
昼間に太陽光で発電された電力は、全館空調+床暖房・冷蔵庫などの消費電力にも使われるため、売電量は少なくなります。
床暖房の設定は26℃にしています。
妻とこどもが家にいる場合、家電の消費電力は日によって変わるので、売電量は変動します。
測定結果
『一条アプリ』と『電力会社の電気使用量』を使って得られたデータをグラフにしました。
以前の測定データはこちらからどうぞ↓
12月・1月の測定データ
2か月分の太陽光パネルによる発電量と売電量に加えて、日照時間を入れました。
日照時間は電力会社のHPから得たデータです。
晴れの日は日照時間が長くなるので、発電量が多くなり、雨や曇りの日は日照時間が短いので、発電量は少なくなります。
おおまかな傾向は、発電量の減少から増加傾向に転じています。
日照時間の最も短い冬至から、日照時間の増加とともに発電量が増加しているように見えます。
私の住んでいる地域では、太陽光パネルを覆うほどの雪は積もらなかったので、雪の影響ははあまりなかったと思います。
日照時間と発電量のグラフ
2か月間のデータを日照時間と発電量のグラフにまとめました。
12月も1月もそれほど差がないように見えますが、発電量が多かった1月が少し上向いてきているようです。
冬の時期でも晴れの日であれば、30kWh程度の発電量が見込めるので、25kWhを売電したとすると、約500円くらいの収入がありそうです。
シミュレーションとの比較
太陽光発電パネルの容量を決めるとき、一条工務店ではシミュレーションをしてくれます。
我が家の場合、パネル容量が10kW以上なのか以下なのか、シミュレーションした結果、10kW以下の方が設置費用と売電を含めたトータルでバランスが良いとわかりました。
信じていなかった訳ではなかったのですが、家建てる前に想定していたシミュレーションの結果と実際の発電量が、どれほどの差があったのか検証してみます。
緑がシミュレーションの値で、青が実際の発電量です。
シミュレーションの値は、初年度の発電量と記載されていたので、経年劣化がない状態のようです。
比較してみると、今回も良い意味でシミュレーション通りになっていないようです。
実際の発電量の方が約1.5倍多くなっているので、想定していた売電量よりも多くなりました。
積雪の影響は限定的だったので、良い数値になったと思います。
シミュレーションの結果と今までの傾向から見ると、初年度は1.4倍くらいの発電量は見込めそうです。
まとめ
我が家の9.5kW搭載太陽光パネルの発電量と売電量を調べてみました。
12月・1月と太陽光発電には厳しい時期でしたが、しっかりと売電収入を得ることができていました。
家を建てる前のシミュレーション結果と実際の発電量を比較すると、シミュレーションよりも約1.4倍の発電量で推移しているので、売電収入は当初よりも見込めそうです。