寒さも本格的になってきて、やっぱり良かったと感じるのが、『全館さらぽか空調』です。中でも一条工務店といえば、『全館床暖房』が特徴のひとつですが、今回は実際に体感したレビューをしたいと思います。
全館床暖房
『全館床暖房』は、『全館さらぽか空調』のひとつの役割になっています。
床暖房だけでは、湿度や換気は不十分なので、3つセットで『全館さらぽか空調』となっています。
今回は床暖房に注目します。
床暖房は、玄関土間や階段以外の床に入っています。
それにより家中が温められ、全館空調と合わせることで、部屋ごとに温度差はなくなり、トイレに行こうと、部屋を出ても寒さを感じることがありません。
暖かい部屋にずっと留まって動かないということはありません。
オープンステア(リビング階段)でも寒さを感じないのはこのためです。
今までヒートテックやインナーダウンを家の中でも着て、極力暖房を使用せず、電気代を抑えようと意識していた賃貸アパート時代を考えると、それが当たり前だと思っていた生活が変わりました。
家に帰ると、まず玄関から暖かいです。
これは全館さらぽか空調のおかげです。
クーラーによる暖房と比較
私の仕事はオフィスワークが主なので、クーラーによる空調の効いた部屋にいることが多いです。
会社の空調は古いので、温度の強弱が激しく、あるところでは暑かったり、風があたるようなところでは、服を一枚羽織らないと寒いです。
私は寒がりなので、着込んで寒さに耐えています。
朝はいいのですが、昼ぐらいになると汗ばむくらいの体感で着込むのをやめてしまいます。
クーラーなどの暖房器具は暖めても、温度ムラできてしまうので、体温調節は自分で調節しないといけません。
また、家中を暖める必要があるのかという疑問もあると思いますが、高断熱高気密の家だから出来るのだと納得しています。
部屋を暖めたとしてもその熱は高断熱高気密の家でなければ、外に逃げていってしまいまいます。
寒くなれば再度、暖めなおす必要があり、それを冬の間は繰り返すことになります。
そう思うと、家の中で無駄なく暖められる高断熱高気密の一条の家だから全館を床暖房にできるのだと思います。
良かったと感じるとき
朝に布団から出る億劫さがほとんどない
部屋が寒いことで一番嫌になるのは、朝に布団から出る時です。
部屋が寒いと温かい布団から出るのは毎朝、億劫に感じてしまいますし、いざ布団から出ても服を着替える間は、寒さに体が堪えてしまいます。(ヒートショック)
ところが、我が家に住み始めてから、部屋は寒くないため、朝に布団から出る億劫さは感じません。
家は寒いという私のイメージはガラリと変わりました。
こどもがハイハイを家中できる
うちの子はハイハイで元気よく動き回っているのですが、その範囲はリビング・ダイニング・和室から洗面所・浴室にまでほぼ1階全体です。
これだけの範囲を動き回ろうとする好奇心旺盛なわが子のやる気は大したものです。
床暖房のおかげで、どこを動き回っても寒さを感じることが少ないためなのかなと思っています。
こどもの目線で考えると、冷たいフローリングの上をハイハイするのは、気持ち良いことはなく、体が冷えてしまいます。
さらに、冷たい空気が下に溜まっていたりすると、私以上に寒さに敏感に感じると思うので、寒さでハイハイがしたくないと、こどもには思わせたくはないですね。
わが子の成長にも床暖房が貢献していると思います。
厚着をしなくていい(インナーがいらない)
私の防寒対策はヒートテックのインナー・タイツが必須でした。
体を冷やさないように厚着をすることは当たり前で、家の中でも外でもインナー・タイツは履いていました。
ところが、今では家は寒くないため、厚着をする必要がなくなりました。
去年まで使っていた、ヒートテックのインナー・タイツは家の中では履いていませんし、合わせて、厚手の靴下も履かなくなりました。
スリッパを履いていなくても、床の冷たさを感じることもありません。
長袖とズボンだけで過ごせているので、裏ボアのスエットでは暑いくらいです。
クーラー・暖房器具のスイッチ操作が必要ない
今までだったら、家に帰ってくると、『リモコンを探して→スイッチON→温度設定→暖かくなるのを待つ』の一連の動作は当たり前でした。
家の照明を点ける動作を同じように、自然なことだったのですが、今考えると全くリモコン操作はしなくなったことがわかります。
家に帰ってきたら玄関から暖かいので、それが当たり前のように感じてしまいます。
あえて悪い点をあげるなら
電気代は必要(高いという意識はない)
当然、床暖房を使用すると電気代はかかりますし、クーラーや暖房器具を使用しても電気代はかかります。
電気代がどれほどかかっているのか、日々使用量を把握して見てるんですが、いいデータがなかなか取れず、家電の消費量もあるので、検証は難しいです。
以前、床冷房の検証でわかったことは、家の中と外の寒暖差が大きくなると、消費電力が多くなる傾向があるので、寒くなればなるほど電気代は高くなりそうです。
24時間床暖房はONになっていますが、不思議と、クーラーや暖房器具をつけっぱなしにすることの方が、電気代がかかるのではないかと気が引けてしまいます。
温かみは感じない
一条工務店の床暖房は、一般的な床暖房のイメージとは違い、温かみは感じにくいです。
一般的な床暖房は、床がカイロのように温かくなる暖房器具のイメージを持つものですが、一条工務店の床暖房は25~27℃の不凍液が流れているので、触っても温かくありません。
設定温度をそれ以上に高くできますが、温度を上げすぎると床が膨張して歪んでしまったり、低温やけどのリスクがあるそうです。
我が家はだいたい23℃前後の室温を保っています。
急速暖房には不向き
クーラーであれば、設定をONにして、そのうち暖かくなります。
床暖房の場合、設定をONにしても、すぐには暖かくならないので、寒くなるシーズン前に設定をONにしておかなくてはなりません。
それでも、すぐに暖めたい場合は、付属のRayクーラーがあるので安心です。
付属のRayクーラー動作中は、床暖房はOFFになります。
まとめ
『全館床暖房』について、レビューをしました。
床暖房にして良かったと日々、感じています。
寒さが苦手な私にとって寒さ対策は必須なのですが、我が家では、もうその必要がなくなりました。
その恩恵は大きく、クーラー・暖房器具は必要なくなり、家に帰ったらまずスイッチONする煩わしさもなくなりました。
玄関を開ければすぐ暖かいです。
といっても、室温は23℃です。
気になる電気代も、高断熱高気密の一条工務店の家は無駄なく・ロスなく暖房ができるので、費用対効果は大きいです。
これからの寒さ対策は、外出時に集中できます。
我が家は快適そのものです。