データで見る一条工務店の太陽光発電と売電<9.5kW搭載の我が家の場合>

データで見る一条工務店の太陽光発電と売電 一条工務店
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引越しまでの間に我が家でやっておきたいこと第一弾は、『一条工務店の太陽光パネルの発電量・売電量』の測定です。

引越しするまでは太陽光発電所になっている我が家なので、太陽光パネルシステムについていろいろ検証してみました。

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我が家の太陽光発電パネル

我が家に設置された太陽光パネルはこちらです↓

太陽光パネル
  • 時期:2020年9月
  • 発電容量:9.45kW
  • 東向き
  • 蓄電池対応パワーコンディショナー
  • 売電価格:¥21.00 / kWh(発電設備容量:10kW未満)

太陽光のシミュレーションについては、こちらからどうぞ↓

これまでの太陽光システムのパワーコンディショナーと違い、蓄電池対応の新しいものになっているので、以前のものに比べて性能差があるかもしれません。

測定条件

家の状況は、引越し前で家具・家電はなく、人の出入りもほとんどない状態です。

全館空調+床冷房の消費電力の測定もしたいので、こうなりました↓

家の状態
  • 窓は締め切った状態
  • 断熱ハニカムシェードは全て締め切った状態
  • エコキュートの湯沸し設定OFF
  • コンセントを使用する家電は使用していない

外構などでたまに家に行きましたが、長居することはありませんでした。

引き渡しの時から物は増えていません。

生活するには非現実的な設定になっています。

電気を使用していると思われる機器(待機電力を含む)
  • 全館空調「快適設定」
  • 床冷房「24℃設定」
  • 太陽光発電機器類
  • エコキュート機器類「湯沸しOFF」
  • キッチン家電(ナビッシュなど)
  • タンクレストイレ
  • 玄関eーエントリー

引き渡し前に、全館空調と床冷房の設定をしてくれていたので、立ち上げにかかる電力は入っていません。

床冷房の設定は24℃にしました。

昼間の売電時に直接関係ないと思いますが、エコキュートの深夜の湯沸しはOFFにしているので、湯沸しにかかる消費電力はありません。

賃貸アパートの時から、エコキュートを使っていましたが、深夜の湯沸しに使う消費電力はかなりありました。

ブレーカーで必要なところだけONにしようとも思ったのですが、よくわからなかったのですべてONの状態です。

測定結果

一条アプリ』と『電力会社の電気使用量』を使って18日間で得られたデータをグラフにしました。

18日間の測定データ

図2 太陽光発電量の自家消費量と売電量
図1 太陽光発電量の自家消費量と売電量

太陽光パネルによる発電量の内、自家消費量と売電量に加えて、日照時間を入れました。
日照時間は電力会社のHPから得たデータです。

晴れの日は日照時間が長くなるので、発電量が多くなり、雨や曇りの日は日照時間が短いので、発電量は少なくなります。

日によって発電量は上下しています。

意外だったんですが、日照時間がほとんど「0(ゼロ)」な日でも、ある程度の発電はされていました

雨や曇りの日の発電量は、晴れの日と比べると約半分以下になってしまいます。

発電量に対して売電量は少し減っているのは、家全体で使う消費電力に使われているようです。

ただ、日照時間が短く、家全体の消費電力がまかなえない時間帯もあったみたいで、一番電気料金の高いデイタイムに電気を使用している日がありました。

詳細を見ると、15~16時台で使用されており、日が落ちる前の時間帯なので仕方がなさそうです。

日照時間と発電量のグラフ

図2 太陽光発電量と日照時間の関係
図2 太陽光発電量と日照時間の関係

18日間のデータを日照時間と発電量のグラフにまとめました。

こうして見ると、日照時間と発電量には、当たり前ですが比例関係にあることがわかりました。

わかったのは、日照時間の少ない雨や曇りの日でも発電はされています

1日に20kWh程度は発電されていて、日照時間が多いほど発電量がプラスされるとも読み取れました。

ただ先日、雨がドシャ降りの日があったんですが、その日は10時くらいまで発電量はゼロで、計6kWhの発電量でした。
稀な日だったのか、こんな日もあるようです。


今後、経年劣化していくとこのグラフの傾きが少しずつ下がっていくんでしょうか。

一条工務店のシミュレーションでも毎年10%程度の発電効率の減少を見込んでいるようです。

データをコツコツ積み重ねていき、経年劣化もデータ取りして確認してみたいです。

想定売電収入

図3 想定売電収入
図3 想定売電収入

現状、今の家の状態は消費電力がなく、発電した電力のほとんどは売電にまわすことができます。

データを見ると最も発電した日で¥933
最も少なかった日は¥307の計算になります。

3倍の差があることがわかります。

天候に左右されてしまう太陽光発電のデメリットの部分です。

また、気象庁の日照時間データから過去20日間の日照時間は、前年比でみると92%でした。


我が家は現在、太陽光発電所みたいな状態になっている訳ですが、今後、家に住み始めると消費電力が増え、売電量は減少していくので、今月は一生で最も高い売電収入になると見込んでいます。

そう考えると、

私

8月のあの猛暑だった頃に家が出来ていたらもっと売電収入が増えていたのになぁ…

と、新型コロナの影響がここにも出てきたなぁ…と残念に思いました。

まとめ

我が家の9.5kW搭載太陽光パネルの発電量と売電量を調べてみました。

雨や曇りの日でも発電をしているので、売電量は「0(ゼロ)」ではないことがわかりました。

家ができたらやってみたかったことでしたが、データを見ると改めて設置してよかったと思います。

正直、売電収入量で太陽光パネル設置費用をまかなえることはないと思いますが、月々の電気料金が安くなるのは間違いありません。

一条工務店の高気密高断熱の家であれば、エアコン・暖房器具などに使う消費電力が少なく、結果として太陽光パネルの売電量は多くなるので、太陽光パネル発電の恩恵を受けやすいと思いました。

晴れの日がますます好きになる太陽光パネルの話でした。

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