太陽光発電パネルは必要なのか。我が家で採用した理由

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一条工務店の特徴のひとつとして、太陽光発電システムがあります。

現在、太陽光発電の売電価格で太陽光発電パネルの設置費用をまかなえるだけの利益は上げることはできないでしょう。

最近の一条工務店では、蓄電池とセットで売り出しているようですが、少し前までは蓄電池はありませんでしたので、売電と光熱費の削減を目的としていました。

我が家で採用した理由とこぼれ話も少し紹介します。

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太陽光発電システム

メリット・デメリットを議論される話題の一つです。

一条工務店でシミュレーションする考え方として、光熱費・メンテナンスコストを含めた太陽光発電システムのトータルのメリットを考えました。

我が家の太陽光発電シミュレーション結果を見てください↓

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① 光熱費

一条工務店のi-smart・i-cubeの家は

Q値が低い(断熱性が高い)ことで熱が逃げず、冷暖房費が節約できる。

C値が低い(気密性が高い)ことで隙間がなく効率的である。

以上より、家の構造で光熱費が節約できるメリットが太陽光発電システムの有無に関わらずあります。

② メンテナンスコスト

我が家の場合は、太陽光パネル一体型の屋根とハイドロテクトタイルの外壁にすることで、10年~15年に一度の修繕費がかからないように計算されました。

 ・太陽光パネル一体型の屋根にすることで、修繕費がかからない

 ・ハイドロテクトタイルにすることで壁の塗り替え等による修繕費がかからない

太陽光発電システムにかかるメンテナンス費は

 ・16年目に太陽光パネルのパワーコンディショナーの交換費用

 ・31年目に太陽光発電システム再設置費用

10年~15年後にかかる修繕費を月々の費用にするとメンテナンスコストは抑えられるという計算です。

③ 太陽光発電メリット

本来の目的である発電による売電と自己消費による光熱費の削減メリットです。

故障などの不測の事態が起きなければ、発電するほどメリットは大きくなります。

結果

以上の3点を考え、暮らしにかかるトータルのコストを抑えることができそうなので、太陽光発電システムを採用しました。

60年後まではおおげさですが、30年程度で比較として出した次世代省エネ基準住宅との初期費用の差額分を埋めることになるとの試算でした。

売電による効果だけでなく、修繕費を抑えるメリットがあるので、将来的にはプラスとなってくるという計算になっています。

光熱費修繕費がかからなくなることが、太陽光発電パネルを採用するかどうが判断する目安になりそうです。(あくまで試算なので、都合のよいデータになってる可能性があります)

シミュレーションでは60年後という長期的な目線で考えているので、家自体の価値が問われているような気がしました。


追記)一年過ごして出た光熱費や太陽光売電のデータを元に、契約前のシミュレーション結果と比較してみました。

シミュレーションの数値と実際の数値が異なるかご覧ください↓

太陽光発電システムのこぼれ話

蓄電池の検討

太陽光発電パネルを設置から10年間は売電に力を入れ、売電価格が下がったタイミングで蓄電池を購入し、昼間に電気を溜めて夜に使用できればいいなと考えています。

そんなことを設計士さんに相談すると、本来であれば、蓄電池用の空配管が必要だったのですが、一条工務店が太陽光発電と蓄電池のセットで売り出すタイミングであったこともあり、蓄電池はつけないまでも、パワーコンディショナーは蓄電池対応の新しいものを採用していただきました。

これは、副産物というか、ちょうど切り替えのタイミングだったため、蓄電池のことを言っていなかったら、従来のままだったのかなと思うとちょっぴり得をしました。

高さ制限による太陽光パネル容量の減少危機

当初より、太陽光パネルを採用することを前提に設計してもらい、売電シミュレーションをしながら、10kW以下の搭載量で良い結果が出たので、それに合わせるよう、9.5kWのパネルを搭載することにしました。

ところが、最終図面決定前でしょうか、突如、太陽光パネルの容量が8.8kW屋根が小さくなっていることに気が付きました。

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今のままでは隣の家への採光の制限がかかってしまい、高さを抑える必要がありました。
上部のパネルを外すと、バランスが悪くなるので反対側のパネルも取る必要があったそうです。

売電シミュレーション以上に、影響が出たのは、バルコニーでした。

屋根代わりにパネルが突き出していたものが、ほぼ雨ざらし状態に…

雨ざらしになれば、雨漏りなどの不測の事態も考えられそうだったので、万が一を考えて、バルコニーは要らないかも…なんてことも考えさせられました。

後日、設計士さんから電話で、

「家を10cm横にずらせば今まで通りの屋根にできます。」

とのことで、迷わず10cmずらしました。


紆余曲折あって現在に至りましたが、一筋縄ではいかないですね。


この10cmが後に影響しなければいいのですが、、、、

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